ボッチじゃない!と言いたいがボッチだ

ダラダラ

第1話

近衛一人(このえひとり)はボッチである。


この覇王学院は一万人と言うマンモス学校に置いてボッチなど珍しい。


高1/ 15歳。一軒家一人暮らし。4月の後半なのに俺は友達が一人もできない。


まぁ友達のできない原因はただのコミュ障だ。昼休みになると昼飯を食べた後に机で寝てるしクラブ、部活にも所属してないただ何もしてない。それだけだ。


朝俺は起きていたが学校に行きたくない。

仕方がない。

プルルルル


『先生。今日病欠したいんですが』


『何だ。具合でも悪いのか』心配そうな先生の声


『すいません。学校に行きたくない病で病欠したいんですけど』


『そんなもん通るわけないでしょ!来なさい!』


『んじゃあ。5月病が酷くて』


『アンタは漫画のキャラか!それにまだ4月だ!いいからこい!』


プツンと電話が切られる。


だが俺は二度寝してしまった。


担任からは着信が10件。何だか怖いもう今日は学校行かなくていいかな?どう思うみんな?


と思ってるとまた掛かってきたヤンデレかよ。


『はい』


『本当に休むつもり?こないと課題をたっぷり出すよ』


『それは職権乱用だ!』


『しっかりした教育よ!それが嫌なら学校きなさい』


プツン


く、行くしかないかあの地獄へ。


俺は支度をして学校へ行っためんどくさいので3時限の頭に何食わぬ顔で授業を受けた。

これなら教師から何も言われないだろうと思っていたが昼休み呼び出しを受けてしまった。


「何か言うことは」


「反省はしてますが後悔はしてません!」


「ああ!いい度胸だな!」と胸ぐらを掴まれる


「ちょっと暴力反対!甥っ子ジョークですよ!身内ジョーク!」


「ほほう。それは面白いジョークだな」


この人は俺の叔母の近衛冬美(このえふゆみ)叔母だ。もうすぐ三十路だ。


「誰が三十路だ。わたしはまだ二十八だ間違えるな!」


「心の声まで突っ込まないで〜」


「まあまあいいじゃないですか近衛先生」


「校長ですがこれを調子づかせるのは!」


「君と君のお姉さんの学生時代の時はもっとすごかったでしょう笑って見守ってあげたください」


「う。校長それはもう時効では」


「そうだーもっと言ってやってくださいよ」


「それに係累(けいるい)でしょ。あなたも諦めて面倒見なさい。私の頃は〜」


「あの〜もう帰っていいですか校長」

長くなりそうなので帰ろう。


「いいですよ。それでですね〜」


「あ。ちょっと!」


ふう危ない危ない。


「失礼します」

と俺は一人の美少女に目に入った。


彼女は2年でこの学校のトップ生徒会長の如月有栖(きさらぎありす)ハーフで容姿端麗、頭脳明晰、おっぱいボンの才色兼備の学校1有名な女子だ。


(うわーすげえ美少女まぁ俺みたいな底辺には一生お付き合いない人間だな)


そんなことを思いつつ俺は教室に戻った。


放課後

「ちょっと近衛一人来なさい」

担任である近衛冬美に呼ばれる。何だろう早く帰りたいんだが。


「どうしたんですか?冬美『おばさん』」


「貴様!わざと強調しただろ!それに学校では先生だ!」


変に真面目だな〜近衛家の人間癖に


「はいはい。何ですか先生。早く帰りたいんですけど」


「今日は遅れてきただろ。それに対する罰として今日私の手伝いをしなさい」


「嫌です」


「断るのはや!課題出すぞ〜」


「わかりました。明日から1週間停学ですね。では休みます」


「誰もそんなこと言ってないでだろ!どんだけ学校行きたくないんだよ」


「とても行きたくないで先生。というか仕事あるんで早く帰りたいんですよ」

心底嫌そうに言った


「仕事?そんな話聞いてないけど。どうせ嘘でしょ早くきなさい!」引きずられる俺。


「というか何させたいんだ!ほんと忙しいんだぞ!」


「そんなこと言って暇でしょ!実は生徒会手伝って欲しいの」


俺は果たしてぼっちを卒業できるのであろうかこうご期待

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