第44話 筆者の戯言 酒呑童子編

筆者の戯言タイムきましたー!!!



歴史嫌いな人は、すっ飛ばしてくださいね!!




酒呑童子(しゅてんどうじ)の伝説。



平安時代、新潟県燕市に生まれた美少年。


イケメンのその名は、「外道丸(げどうまる)」。


外道丸は大きくなるにしたがい


乱暴者となり、


国上寺(こくじょうじ)に稚児としてあずけられた。



外道丸はまれにみる美男子だったため、


娘たちから恋文が山のように届いたが、それを開くことなく修行に励んでいた。



娘むすめたちからのラブレターを読みもせず、国上寺(こくじょうじ)で修業に励む中




悲劇が起こった。




ある日、外道丸から返事の来ないことを悲観した娘が自分の命を絶った。



そのことを知らされた外道丸が、恋文の詰まったつづらを開けると白色の煙が立ち昇り、外道丸は鬼の顔に変わり、「酒呑童子」になってしまったと伝えられている。




鬼の姿へと変わり果ててしまった男。



その後、最強の鬼「酒吞童子(しゅてんどうじ)」と呼ばれた。




※燕市では、国上山(くがみやま)の麓に「酒吞童子神社(しゅてんどうじじんじゃ)」を建立し、


「酒吞童子」を、


【人々の縁を結び、願を叶える】存在としてお祀りしている。










鬼とは・・・??




鬼は、目に見えない得体の知れない『モノ』だったそうです。


平安時代には、『伊勢物語』や『今昔物語』などの文献に『鬼』の文字が見られますが、それらは全て目に見えない存在として描かれています。


例えば、祖先の霊とか、自然のエネルギーとか、雷などの災害を引き起こすものを鬼としてみなしてきたらしいんです。


室町時代になると、鬼の図像化が進み、今日の鬼のイメージの原型ともいえるような兄の姿が見られます。


武士の時代になると、武士の権力を強めるために、鬼をやっつける強いものとして、武士が語られています。


鬼が悪者といったイメージは、その時の権力によって、利用されてきたものでもあるんだそうです。


鬼は無形のものであり、人間が想像の中から、形づくってきたんですね!

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