都合

思うに任せないことと

どう向き合うか

何とかしようと焦りすぎても

かえって上手くいかなくて

時には、じっと耐えて

見守るしかなかったり


自分の都合と

他人ひとの都合と

世界の都合のズレ

当たり前のことに

今更、打ちのめされたりする



そんな時は自然の中を歩く

まず、立ち止まって

ゆっくりと呼吸をして

木々のざわめきに耳を傾ける

土の匂い、緑の匂い

心の波立ちが少しずつおさまっていく


自分の都合と

他人ひとの都合と

世界の都合は

いつだって完全に重なるわけはないけど

それぞれの都合、そういうもんだ



フィーフィーフィーと澄んださえず

あれは五十雀ゴジュウカラだろうか

目を瞑ると風が頬を撫でていく


囚われすぎずに

自分なりに生きていきなさい、と


そう言われているような気がした

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