夏でも秋でもない季節
蝉が鳴かなくなって
だのに空気はまだ
暦の上では
とうに秋は始まっているのに
わたしはまだ
薄手のシャツの袖を
相変わらず
マスクは息苦しくて
逢いたいひとにも逢えず
箱のような部屋と
病院を行き来する日々
いつまで続くのだろうと
溜息はこぼれる
夏でも秋でもないこの季節の境目
誰かの胸で子どもの様に
ただ
泣きじゃくりたくなる時があります
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます