不安の種

胸の奥深くに

眠っている不安の種

いつもは

深く埋まっているのに


ふとした瞬間に

芽を出していることに気づく

不安を育てたくはない

できれば早めに引き抜きたい


不安の種は無数に眠っている

全部を無くすことはできない

忘れていられればいいけれど

そうもいかない


光と闇があるように

正と邪が混在するように

不安の種もまた

我が身の内の一つとして


生きるしかないのだ

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