おもひでラヂオ

不意に頭の中で

昔の歌が流れ出す

曲名は忘れていても

メロディは鮮明で

歌詞もよどみなく


いつもは静かなのに

キッカケがあるわけでもなく

想い出と共に流れ出して

スイッチが切れない

わたしの心のラヂオは旧式だから


そういえば……と

流れる曲に身を任せて

暫し、あの頃に戻る

ナレーターは若いわたし?

歳月の長さに?短さに?苦笑いして


おもひでラヂオは流れ続けている


まだ、流れ続けている

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る