折り合い
寂しさは暫くしまって忘れておこう
見えるところにあれば
きっと目が離せなくなって囚われてしまう
悲しみも暫くしまって思い出さずに
見えるところにあれば
何度も繰り返し取り出して見てしまうから
寂しさも悲しみもどうしたって
向き合わなければならない時はあるから
せめてそれまでは、しまっておこうよ
ひとの心は脆くもあるけれど
葦のように、しなやかにもなれる
寂しさとも悲しみとも折り合いをつけながら
寄り添いながら生きていけたらいいね
心のなかに棲む色々な感情とも
ねぇ
いつか
歳月がそうさせてくれるかもしれない
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