朝の時間

網戸にした窓の向こうは青空

車の行き交う音の合間に

軽やかな鳥のさえずりが聴こえてくる

レースのカーテンが風に小さく揺れる

梅雨の合間の穏やかな朝の時間


今日をこうして

また始められることに感謝したい

大切なひとたちを、どうかお守りください

その笑顔を、どうかどうか

手を合わせ、密やかに祈る



冷えた麦茶

残りのひと口を飲んで立ち上がる

さぁ、食器を洗って洗濯して掃除機かけて

それから後は……


こんなふうに始まる一日


わたしの朝の時間

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る