【業務】 - 間違えないので

某ドラマを連想する言葉ですな。

『私 失敗しないので』

これを地で行く人がいるとは、思ってもみなかったのだが。


いましたよ。

しかも、一人ではなく、複数人。

初めて出会いました。

複数人、いっぺんに。


ただ。

残念なことに。

実によく、間違えてるんだなぁ・・・・この人たち。

よく平気でそんなことが言えるな、と思えるくらいに。

言ってて恥ずかしくないのか。

鋼鉄の心を持った人たちなのか。

超超超超ポジティブな人たちなのか。

間違いは成功のもと。だから、これは間違いなんかではない、的な。

それとも、イやな事は忘れるという才能が、人よりずば抜けて素晴らしい人たちなのか。

・・・・マウントを取っているだけなのか。

(取れてないけどね、実際。だって、間違ってるんだから、たくさん。)


基本的に、仕事は間違ってはいけないもの。

殊に、我々アウトソースされた業務を受注している側としては、

 納期までに

 指示されたものを正しく正確に作成した成果物を

 納品する

これ、大原則。

故に、間違いは許されない。

(万一間違おうものなら、間違った箇所のリカバリおよび、発注元への報告と再発防止策の提示をしなければならなくなる。これがまた、面倒なことこの上ない・・・・まぁ、仕事なので致し方ないが)

しかし、我々は人間であって、人間が間違わないなんてことは、絶対に無い。

【絶対】と言う言葉はあまり使いたく無い言葉の1つではあるけれども、これは、【絶対】だ。

よって、少しでも間違いを防ぐために、我らは逐一、担当者の作業後に別担当者が確認作業を行う事にしている。

・・・・残念ながら、それでも間違いは発生する。

仕方ない。

人間だもの。


だがしかし。

前述の人たち。

まぁ・・・・【お客様】ですよ、ええ。

なので、あまり悪くは言えませんが(言ってるけど)。

あまりに間違うので(しかも、ダイレクトに我々の業務に多大な迷惑を及ぼす間違い)、一度

「作業後の確認は、されないのですか?」

と聞いた事がある。

その答えが。

『しません。間違えないので。』


はっ?


耳を疑いましたよ。

冗談を言っているのかと思ったくらい。

でもご本人、至って本気。


間違いだらけだから聞いてんだろーがっ。


って、教えてあげた方が良かったのだろうか。

言い方はともかくとして。


でもまぁ、私は優しくないので、そんなことまで教えてやらん。

「そうでしたか。それは失礼いたしました。」

以上。


誰か教えてあげればいいのに、周りの仲間たち。

ああ。ダメか。

周りの仲間も、

『私、間違えないので。』

の人たちだった。


ご愁傷さま。

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