11

私が召喚されてから1年が経ちました。

もちろんアーサーとの関係は良好です。


今日は私とアーサーの結婚式です。


魔宮での結婚式は

バージンロードは、2人一緒に歩き

指輪の交換はなしで

誓いのキスをするという

シンプルなものらしいです。


準備が出来たのでアーサーのもとへ・・・


「ユウナとても綺麗だ」


「ありがとう。アーサーも素敵よ」


手を繋ぎチャペルに向かいました。

ドアの前でドキドキしています。


「ユウナ緊張してる?」


「はい、すごく緊張してます」


「緊張してるな。敬語に戻ってる」


「まだ慣れないんだって・・・」


「そうか。徐々に慣れてくれれば良いよ」


「綺麗な花嫁さん、お手をどうぞ」


ドアが開き

アーサーと手を繋いでチャペル前まで歩きます。


結婚式が始まりました。


それでは、結婚式を始めます。


あなたは、ユウナ・オウサキを妻とし生涯愛しぬくことを誓いますか?


「はい、誓います」


あなたは、アーサー・スチュアートを夫とし生涯愛しぬくことを誓いますか?


「はい、誓います」


誓いのキスをしました。



「ユウナ愛してるよ」


「私もアーサーを愛してる」




私が生贄として

この世界に召喚されて

アーサーが助けてくれなかったら

命はなかったの。


アーサーありがとう。

これからずっと

支えあって生きていきましょう。

命尽きるまで。


アーサー愛してる。



[完]

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

魔王様のお姫さま 雪苺 @yukiichigo15

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ