企画参加ありがとうございます。けろぬら（仕事しながら徘徊中）です。

生命の海と。言葉自体は、地球創生で海に溶けだしたあらゆる成分から無酸素バクテリアが生まれ、有酸素バクテリアに進化し、生命が誕生したことから命を生み出すスープであると喩えられたことからだと言われています。

このお話はそんな原初の可能性を秘めた事柄になぞらえている、と感じました。
母なる海に溶け帰り、何れまた産まれ出でると言う、実現するかは判らない希望を持って。その先の結果がどうなるかも明確に言葉にせず、読み手に委ねる様に書かれています。
言葉の中には絶望もサラリと含まれており、これから実行する行動と対比になるという、ちょっと不思議なお話です。

デビット・リンチが映画の中でよく使う、母への胎内回帰を思い出しました。

乱筆乱文失礼いたしました。
それでは。