錬金王。どん底から這い上がる
おざごん
第1話 プロローグ
ドンドンドン!!!
「あだちさーーん?いないんですかーー?
早く家賃入れてもらわないと困りますよー!」
「すいませんっ!すぐ用意しますのでっ!」
うちの家は貧乏だ。
母は父と駆け落ちしし、祖父母とは縁を切っており、さらに父は借金を抱えたまま事故で…母は幸いにも手に職があったため看護師として働いており、僕は高校に通いながらVRゲームで稼いでいる。
昔はアルバイトもたくさんあったらしいのだが、大体のお店はもう機会でおこなわれており、学生が少しでも稼ぐのにはゲームが最適なのだ。と、言っても、俺みたいな底辺ゲーマーには月1万円稼ぐ程度しかならないんだけどな。
だが、そんな俺にも好機がむいてきたのかもしれない。
明日の12時からVRオンラインゲーム、IWO(インフェニットワールドオンライン)が
リリースされるのだ。
これは、やりこんで稼ぐしかない。
このゲームはいわゆる異世界で冒険者になり、モンスターを倒したり、ダンジョンを攻略していくというゲームだ。
今のところわかっている職業は剣士見習い、魔法使い見習い、生産見習いから始まり、レベル10になると転職でき、剣士、槍使い、弓使い、魔法使い、回復職、薬師、鍛治士が発表されている。
それぞれ今の段階だとレベル30まで上げられるらしく、その後はアップデートにて、新しい職やレベルギャップが解放されるらしい。
俺は他のゲームで得た知識を活かし、魔法使いになり、範囲魔法でモンスターを一掃し、ドロップアイテムで稼ごうという魂胆だ。
家の借金は300万近く、少しでも稼がねば。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます