死者な幼馴染みが俺を離してくれない
神無木夕
第1話 死んでも離してくれない俺の幼馴染み
死人に口無しとか世間では言われているがあれは間違っていると思う
なぜなら俺の幼馴染みは死んでも俺にずっと付き纏ってくるからだ
なになに、それだけじゃ何を言ってるか全く持って分からないだって
ならこの話を聞く人達が分かるように簡単に説明していこうと思う。そうあれは今から三年前俺達が、中学生になった頃の話である
まずその前に俺達がどうやって出会ったか離していこうと思う
俺達の初めての顔合わせは記憶に全くないが生まれてまもなくみたいだ。親同士の仲が良く生まれた日も同じということで家族のように育ってきた。
全てのことにおいて普通でなんの取り柄もない俺に対して何をやらせて完璧にこなしてしまう彼女
と一緒になんの問題もなく中学生になっていくのだった。
だが、そんな今までの幸せを全て壊すような出来事が俺達を襲うのだった
そして彼女は、中学生に上がってからすぐに交通事故にあって死んでしまった
だが、なぜか死んだと伝えられた幼馴染みが横にいつも通りいるんだよ
マジで今どうなってるのか分からなくなってきたなにかの間違えなのかもしれないし、これが本当のことならなんで死んだ幼馴染みが横にいるのか分からないしマジで今どういう状況なんだよ
そんなこんなで悩み続けているところに両親と死んだ幼馴染みの両親が帰ってくるのだった
そして帰ってきたと思ったらこっちを見て隣の幼馴染みに向かって意外な一言をかけやがった
それは、「あら、小春ちゃん幽霊になってまで裕二と一緒にいてくれるのね」
あーごめんさらによく分かんなくなってきたよ
「母さん達、俺は今どういう状況全く持って分からないんだけど。説明してくれない?」
「説明もなにも見たことをいっただけよ」
なるほど母さんと話しても無駄だと言うことだけは分かったよ。こうなったらおじさん達に聞くしかないようだ
「おじさん達も母さんにちゃんと説明してくれませんか」
「いや説明もなにも本当のことしか言ってないからどうしようもできないな」
え、マジでこいつ幽霊になってんの、てかなんでこの人達見えてんの?
よく分かんないことがどんどん増えてきてもう頭で処理できなくなってきたんだけど
そうして俺に対して幼馴染みである小春は俺に向かって、
「これからもよろしくね、ゆうくん」
こうして俺の人生はある意味おかしな方向に進んでいくのだった。
死者な幼馴染みが俺を離してくれない 神無木夕 @mari2005
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