登校時間

バブみ道日丿宮組

お題:反逆のぺろぺろ 制限時間:15分

登校時間

「いきなりどうしたの?」

「愛情表現」

「そんなことしなくてもいいのに抱擁されたままはあるき辛い」

「だってデートだよ。一緒にいたいじゃん」

「それだったら手を繋ぐとかでじゃない? 腰にしがみつくデートとか聞いたことないよ」

「聞いたことないなら私たちで作ればいいんだよ。ぺろぺろ」

「ひゃぁ!? いきなりなにするの!」

「えっとほら美味しそうな腕があったから……。それにいつも私がぺろぺろされてるからね、仕返し」

「い、いやぁ……あれは行為前にほぐす意味もあるから、こういった明らかな攻撃ではないからね!?」

「ふーん。じゃぁキスにする?」

「抱きついたままキスとか首が伸びなきゃきついでしょ」

「それはそうだね。じゃぁあとにとっとく」

「楽しみにしてるから、離れよ?」

「やだっ! いつも妹さんに抱きつかれてるのに私ができないのは嫌」

「そんな子どもみたいなこと言わなくても……」

「子ども好きでしょ? 何人作る?」

「えっと……それはまだ未来の話だよね。お財布事情とかいろいろあってそれから……検討だよ」

「ふーん」

「とりあえず一旦はなれよ」

「わかった。じゃぁ手をつなご」

「はい、どうぞ」

「くるしゅうないぞ」

「明日どこに行こっか。せっかくの晴れだし、プールとか海?」

「水着みたいの? えっち」

「そりゃ健全な男子ですから彼女さんの晴れ姿はみたいもの」

「晴れ姿ねぇ……また胸ばっかみない?」

「見ないとは断言できない。なぜならばそこに胸があるから」

「ほんと男子って胸とおしり好きだよね」

「ロマンあるから。あと夢がたくさんつまってる」

「へぇそうなの? 私くらいのぺったんこでもそうなのかな」

「うん、ボクがそう思ってるから絶対につまってる。それに胸は大きさだけじゃないんだよ。バランス、柔らかさといろいろ要素がある」

「そっか。君にそう思われてるなら、まぁいいかな」

「ほら行こ。学校遅刻しちゃう」

「わかった。拘束解除ぅ!」

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登校時間 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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