学校生活

2人は教室に向かっていた。

「そういえば、俺って何組だっけ?」

「何言ってるのよ!私とヒナトは、3組でしょ。」

「あー、そうだった!!」

2人は教室の前に着いた。ヒナトはわくわくしていた。

(誰がいったけ?)


ヒナトはドアを開けた。そこには、カルマとシンドウ、アキトがいた。

「今日も、カップルで登校か?」

「「「ヒュヒュー!!!」」」

「うるせぇ!カップルで来ちゃ悪いかよ・・・。」

ヒナトは、照れながら言った。


(あれ~、俺の席って何処だったけ?)

自分の席を探しているヒナトを見て、シンドウは声をかけた。

「ん?ヒナトどうしたんだ?」

「いや、俺の席何処だったけ?何せ、6年ぶりに来たからな~。」

「は?何言ってるば?お前、昨日も来たくせに。」


(しまった~!!思わず口が滑った!なんとか誤魔化さないと・・・。)

「嘘、嘘!冗談に決まってるじゃん!お前たちを笑わすためにやったんだよ。」

「なんだよ!それなら、面白い冗談を言ってこいよ!」

「次からはそうするよ!」


「ヒナト!お前の席はここだよ。」

アキトは、ヒナトに席を教えた。

「お!サンキュー!」

ヒナトは席に着いた。


そんなヒナトを見ていたカルマは、カリナに聞いた。

「なぁ、あいつどうしたの?」

「だからね~。朝から変なんだよね・・・。」

カリナは、朝のヒナトの様子を話した。

「そうなのか・・・。」


「おい、ヒナト。」

「カルマ、何だよ?」

「今日、部活だけどちゃんと持ってきたよな?」

「あぁ、もちろんだ!で、今日は何半?」

「前半だ。」

(なんだ、部活のことは覚えてるのか・・・。)

(早く、放課後にならんかな~?早く、バレーしたいな~。)

それから、先生が来るまでカルマたちと喋った。


数分後、先生がきた。カルマたちは、自分たちの席に戻った。

(まさか、俺の隣がカリナだったなんて最高!!)

そう、ヒナトはカリナと一緒の席だったのだ。


朝の会も終わり、1時間目の準備をした。

(1時間目は、数学か〜。ダルいな〜。まぁ、中学生の問題だし簡単か。)


キーンコーンカーコーン、キーンコーンカーコーン・・・。とチャイムが鳴った。

「よーし、みんな席に着け〜!」

先生が言うと、みんなは着席した。

「これから、授業を始めます。」

「「「よろしくお願いします!!」」」


授業が始まって15分後、ヒナトは居眠りを始めた。

「zzz・・・。」

「ちょっと、ヒナト起きないよ。ねぇ、ヒナトってば!」

カリナは、ヒナトの身体を揺らしながら声をかけた。だが、いくら声をかけても起きなかった。

「コラ!ヒナト起きんか!!」

先生が、何回も声を上げて言った。ヒナトは、すぐに起きた。

「ヒナト、この方程式の問題を解いて見ろ。」

「はい、わかりました。」

ヒナトは、前に出て黒板に答えを書いた。


「お〜、すごいじゃないか?!予習でもやってきたのか?」

「いや、やってないですけど。こんな簡単な問題、予習をやらなくても解けますよ。」

「ヒナトの口から簡単っていう言葉が出るなんて?!」

「ヒナトって、本当は天才だったりして・・・。」

(まぁ、見た目は中学3年生だけど、頭脳は大学生だからな。)

実は、ヒナトは中学時代、馬鹿だったのだ。

その後の、国語や理科、社会の授業も天才ぶりを見せていった・・・。


給食、掃除が終わり、休み時間になった。

「おーいヒナト、シュンたちとサッカーやり行こうぜ!」

(そういえば、休み時間はいつもカルマたちとサッカーしてたっけな〜。)

そう、ヒナトたちはバレー部、他6名の友達とグラウンドでサッカーをやっていた。

「行こう、行こう!」

ヒナトたちは、4組のシュン、ヤスト、ハヤトと友達6名を誘って、休み時間が終わるまでサッカーをやった・・・。


キーンコーンカーコーン、キーンコーンカーコーン・・・。と、休み時間終わりのチャイムが鳴った。

「じゃ、またあとでな!」

ヒナトたちは、シュンたちに言って教室に戻った。


5、6時間目の総合も終わり、帰りの会が始まった。

「これから帰りの会を始めます。」

「「「よろしくお願いします!!!」」」

(よっしゃー、やっと帰りの会だ〜!早くバレーしたいな〜。)

ヒナトは、わくわくが止まらなかった。

「では、気をつけて帰るんだぞ!」

帰りの会が終わった。


「カルマ、早く部活行こうぜ!」

「おっ、ヒナト張り切ってるな。」

「あたりまえだろ!久しぶりにできるからな!」

「はぁ?!昨日もやっただろ。お前、朝から変だぞ!大丈夫か〜?頭。」

(しまった〜!!また口が滑った〜!)

「うるせぇ!いいから早く行こうぜ!」

ヒナトは、カルマたちと体育館に向かった。


               《続く!!》

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