病中二

革命②

 九月一日、荒れに荒れたこの学校を破壊する。

人脈や人望はほぼ皆無だが、それでも本気を出したのだ。


文武両道、容姿端麗のいわゆる天才男。

素直で努力家な弟くん。

根暗で背伸び気味だが、状況の先読みが得意な小説家。


「僕たち三人が居れば最強だね」

「爆破しまーす」


午前零時、三人は理科室へ。

爆弾に火をつけた。これで完璧だ。


僕たちは解放感で満たされていた。

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