革命

 九月一日、それは月曜日。

夏休みは終わった。新学期の革命を起こすんだ。


「さあ…始めましょうか」

「大きな声で…せーのっ」

『糞中学をぶっ壊す!!』


理由の無いルールや決まりなんか要らない。学校なんか行かない。

世界の主人公だ、何でもできる。


 「蒼、この学校のことどう思う?」どうって?と訊き返す蒼。

「校則の話じゃねえの?髪型の決まりとか」

「あー、それか。まじでむかつくよな。こんなルール早く無くなれ」


ルールより学校ごと消した方が面白いんじゃね?

じゃあ本当に消してしまおう、この時が全ての始まりだった。


 今の中学を破壊し、新しい学校をつくる為にどうするか。

良い成績や人望が無ければ人脈もほぼ皆無だが、三人は考えた。

「学校を爆破する」「校長を脅す」。


僕たちの意思は固く、この二つをに決行する。

少年院に送られるのは覚悟しているが、それでも良い。後悔はしない。

これを読んでいる皆は真似をしないでね。


 九月一日、比較的人の少ない時間を狙う。

ついにこの時が来た。これから三人で革命を起こす。

今日まで誰も裏切らかった事に祝杯を。

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