コバルトブルー

 分かってる。こんな曲しか書けない僕は馬鹿だ。

僕みたいな人間が新しい世界を創り上げて良いものか。

答えはNO。自分の気持ちを曲に乗せたじゃ駄目なんだ。


知らない方が良かった。解き放て。

ああ、先に進めない。


コバルトブルーの空が世界を、僕の心を照らしている。

僕たちは求めすぎるくせに空想を切り捨てていた。

「そんなこと在り得ない」「くだらない」


僕は信じているんだ。君はそれを知っているのかい?

何を言う、価値観の違いで終わらせるのかい?


「どうしてそう思ったの?」


それが言えるように。いいから意見を聞きなさい。

勝手に解釈して、勝手に傷づく人間にならないように。


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