意識

　妙な感覚で目が覚めた。入れ替わったみたいだ。

僕の中の君はどうしているかな。

蒼:僕の身に何があったか教えてくれませんか？

神影:問題無いよ。でも、少し距離を感じる…

蒼:そうですか、ありがとうございます

神影さんがとる行動を、僕はそっと見ている。

この事を外の世界の人達は知らない。きっと理解も示してくれない。

僕達の関係は所謂（いわゆる）、「普通」では無いのだから。

【今日は文化祭の準備をしました】

【参考書を1冊買いました】

顔を知らない友達へ、隣に居るのは知っている。

僕の中の君はいつだって格好良いんだ。そんなに泣かないで。

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