ダンサラスが登場するからには、死者が蘇るのか、と思ったら…。
パッサナールが壊滅した時に、コルデッドとアレリオスはどうなったのだろうかと思っていました。
登場したので、奇跡的に無事だったかと思いきや…やはり命を落としていたのですね。
しかし、これはまた…。
死人の軍勢であれば、確かに生ある者とは違った戦い方ができるのかもしれませんが、その先は…?とちょっと不安にも。
ただ、前話のラインズにも繋がりますが、人としてあらずとも、その心を保っていることだけは、僅かな光明なのかな。
……いやいや、ちょっと待って下さい。彼等は何処へ進軍するつもりなのか?ダンサラスの言う”生前の強い悔恨や怒り“は何処に向かっているのか…。
イヤな想像をしてしまいますが…如何に。
ダンサラスの背中に、何十もの指…。
ぞわぞわぞわ〜(笑)
作者からの返信
先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!…そして、こちらに書くのも何ですが、素晴らしいお話をありがとうございました。
パッサナール崩壊の際、やはりコルデッドとアレリオス二人は落命していました。生前の記憶や感覚をおぼろ気に残したまま、死後に動き出した彼らをダンサラスが傍観する…ここは屍術に一歩だけ踏み込んだお話でした。
ダンサラスは屍術に可能な事を突き詰めていく求道者ではあるんです。その結果が背中の無数の指でもあるのですが…思い付いた時、私も全身に鳥肌が立ちました(笑)
幸まる様が危惧されている様に、彼らの心は、かつての様に高潔に保たれているのでしょうか。悔恨や怒りが今向くとするなら果たしてどこなのか…いつも察しが良くて本当に嬉しいです。
不穏な空気を味わっていただきながら、この先も読み進めていただけるとありがたいです!
編集済
そうか……当然のようにコルデッドとアレリオスは生存しているものと思って読んでおりましたので呆然です。彼ら、生命力に溢れて『死なない』感じしてたんです…平和ボケでした(泣)
>> その不可思議こそ、彼が屍術の虜となった発端でもある。
分かるなぁと思ってしまいました。屍となった彼らが迷いなく進軍する様を止めようとは思えませんもの。
作者からの返信
先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!
スロデア海軍の親子はバイタリティーに溢れたイメージで書き進めていました。これが伝わっていた時点で凄くありがたいですし、だからこそ落命が響くのは二重の喜びです。落命させといて何なんですけれど(笑)
屍となり果てた彼らの進軍を見送るダンサラス。この不可解があるからこそ屍術の虜でもあるのですが…かつての海軍が目指す先は一体何処なんでしょう。続きを読み進めていただけると本当にありがたいです!