わーっ!とても静かに進行した一話だったのに、この高揚感はなんですかっ!?(まず落ち着きなさい)
三人が冷静に分析して状況を見極める部分に、自国に本気で向き合っている熱量を感じて、真剣に読み入っていたのですが。
『老いと酔いに任せての血迷った発言は二度と口にしてはいけません』のミュゼルにツボりました。何気に酷い(笑)。ミュゼル語録を作りたい…。
ニィズラールの苦悩が沁みます。
最善を尽くして来たのに、知らぬ間に他の要因が混じり合って、別の様相を見せている。現実にも起こる事ですね。そして、その度苦悩するのですよね…。
闇の中に消えるニィズラールの背中を思うと、苦しいです。そしてもしや、刺客が来ないでしょうね、とハラハラしたところで…。
ゼニン、来たーっ!!
すごくじんわり読んでいたところで、この登場。私の心拍が…。
なんだろう、この安心感。絶対ここは何とかしてくれそうな気がしますー!(期待)
作者からの返信
先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!
お読みいただいている皆さんにも分かりやすくする為に、三人の分析という形で状況説明をしたのですが、こういう場面はどうしても起伏に乏しくなるので、悩みどころでした。
この場面ほどミュゼルがいて良かったと思った事もないのですが(笑)、苦肉の策で織り混ぜた熱量を感じ取ってきちんと取り乱していただき、ホッとしています。
「最善」は、その人間が考える、今その時のものです。
ここに予想していない他の要因が折り重なった結果、ニィズラールの尽くした最善は、彼の想い描いたものと遠くかけ離れてしまいました。
大臣には思い悩んで貰ってばかりなので申し訳なさもあるのですが、国を背負った悲哀が伝わったのなら、本当に嬉しいです。
そしてここでゼニンに登場して貰いました。幸まる様の絶対的安心感に彼が応えられるかどうか…この先も楽しみに読み進めていただけるとありがたいです!
物語を見守る中、ニィズラールがその時々の最善を尽くしてきたと納得しているからこそ、今回の自嘲は響きますね……。ラインズとミュゼルの頼もしさに今一度グッときます。
ミュゼルの、口が悪い訳ではないのに火の玉ストレートなのがツボですw
「六災収集に命を賭けた者達」がここで出たり、ローギンダール一行来訪時に民意を思って憤ったりと、結構熱い人情と広い視野があるんですよね。なのにその言葉選び⁉︎とツッコミたくもなりますがww
そしてここでゼニンとは!!!!!!!
うおおおお!!!!
作者からの返信
先ずはコメントありがとうございます、凄く嬉しいです!
刻々と変動する情勢に沿うべく、仰る通り都度最善を尽くしてきたニィズラール。それだけに、現状には歯痒さしかありません。
そんな彼を諌め鼓舞するラインズとミュゼル。ここはニィズラールの意志を継ぐ二人の存在感を際立たせたかった次第でした。
とにかく物言いに難があって毒舌に片足突っ込んでるのがミュゼルです。
ここでローギンダール達ナツェルト来訪を引き合いに出していただけるだけで既にありがたいんですけど、仰っる通り、実は素直で心根も熱く、民衆にも目を向ける聡明さもあるんです。ただ口がお粗末なだけなんです(笑)
暗躍する何者かと対峙するのはゼニン。皆様から人気の高い彼の活躍、どうか楽しみにしていただきつつ、続きを読み進めていただけると本当にありがたいです!
そしてこちらでご連絡です。PV90000記念として清賀様からいただいた企画を「月と魔竜とよしなしごと」にて公開しました。タイトルは「赤の魔竜は二度嗤う」、調子に乗って中編です。落ち着いた頃にでも御目通しいただけると嬉しいです。
いやぁー…まさか二周目の執筆がこんなに面白いとは思ってもいませんでした(笑)、ご提案本当にありがとうございます!