湿度90%
不快指数だけは私を見逃さない。いつも追われている気配、もっと頑張れと言われている気分。「雨季だからいいよね」傘を差した高校生の視界に、きっと入れていない。それなのにアスファルトで跳ね返った水滴は私を捕まえる。
知らないなら知らないまま。痛めつける必要はないのだと言った、君だけは。
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