さくっとか、ざくっとか

 前回書いた「コストコのチョココルネ」ですが、今朝も朝ご飯となりました。


「今回はちょっとだけ焼いてみるか」


 そう思って本当に軽くだけオーブントースターで焼き、温まったらスイッチを切って予熱の中にしばらく置いておきました。


 私はトーストはかなりしっかり焦げ目がつくまで焼きたい方です。色んな人と話していたら「せっかく柔らかいパンを固くしてしまうのは嫌」という方も結構あり、それも分からないではないです。ふわっとしたのおいしいですもんね。うちの母もトーストはちょっとだけ焼いてほしいという感じでした。

 ただ私は普通の食パンもハードトーストも結構しっかり焦げ目をつけて、後半になったら薄く削ったバターを乗っけてそれがしみしみになるぐらいさらに焼くというのが好みです。上に乗せたのは溶けて染み込んで、その上にさらに溶けてないバターを乗せるとさらにおいしい。


 ですが、今回はちょろっと焼くだけ。これは主にクロワッサンを食べる時にやる方法ですが、クロワッサンとかデニッシュのように「層になったパン」はパイと同じで「さっくり」とした食感が命だと思っています。ですが、買ってきたらどうしても「くたっと」になってしまってるので、それを復活させるのにちょっとだけ焼きます。


 焼きすぎないように、中に何も入れないでオーブントースターを温め、後半に目的のパンを入れ、タイマーが切れて結構温度が下がるぐらいまで放置、場合によっては完全に冷めるぐらいまで放置しても構いません。そうすると焼き立てのさっくり食感が蘇ってそりゃもうおいしいのです。

 父親に「こうしたらおいしいよ」と教えて以来、どうも父親も一人の時にやってたようです。私がいたらやってあげてましたけど、いない時にもやってたのはおいしかったからでしょう。


 ということで、今回のコルネはデニッシュ生地なので焼いてみようとなったわけです。


 タイマーが切れてちょっとして取り出し、さくっとしたのをいただいたんですが、


「チョコがとろっとしてる、当然だが」


 そう、チョコクリームが入ってるんですよね、今回のパンは。そのクリームがとろけるようで、おいしいと言えばおいしいんですが、


「コルネのクリームはもうちょっと硬めがいいなあ」


 と、わがままな感想を持ちました。


 これも本当に好みだと思います。さっくりしたデニッシュ生地からとろっとこぼれるようなチョコクリーム、うん、読むとこれもやっぱりおいしそう。ですが私は硬めのクリームに、多分刻んだチョコかなと思いますが、ザクザクとした食感がおいしかったので、それが全部とろっとなったらちょっと違うと感じてしまいました。


 さて、


「さくっとを取るか、ザクッとを取るか、それが問題だ」


 と、ハムレットのように悩んでおりますが、皆様はどちらがお好みでしょう?

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