クリーム色の信号機

 今日は朝から2つほど離れた駅の方まで用事で行ってました。


 用事が終わって、さあ帰ろうと車を走らせていたら、あることが、ふと、目に留まる。


「あれっ、信号機ってこんな色してたっけ?」


 そちらの方まで走る時には結構通る道です。ある高校の横を東西に走っている道なんですが、そこの信号で赤になったので停まっていたら、そんなことが急に気になってしまった。

 

 初めて通る道じゃありません。それこそもうずっと通ってる道です。つい最近だとTMに行く時にも通りました。ですが、今までそんな違和感を感じたことがない。それなのに、その高校のすぐ横の道の信号機だけ、なぜだかクリーム色をしていることに気がついたんです。


 信号機の本体って金属的な色というか、薄いグレーな色をしています。今日の帰り道、気になったので意識して見ていったので間違いありません。

 もしかして学校の近くとか、特定の条件の場所の信号機って色が違うんだろうかと思ったんですが、帰り道、私が行ってた高校の近くの信号は普通のグレーっぽい色でした。帰り道の残りの信号は全部その色。


 一体どういう理由なのかと調べたんですが、これがなかなか調べにくかった。どうしてかというと「信号、色」みたいに調べると信号の色が出てくるので。

 それで色々調べてみたら、どうやらこれかなというのが一つだけ出てきました。


「樹脂灯器は経年劣化により灯器筐体がクリーム色に変色する」


 という一文を発見。


 つまり古い信号機がそういう色になるようです。例に上がっていたのは昭和52年の信号機、昭和52年は西暦1977年ですから、今から47年前ということになります。言われてみたら最近の薄い信号機ではなく、厚みのある信号機だったと思います。


 なるほど、そういうことだったのか!


 最近はどんどんLEDの薄い信号機に変わってますが、分厚い昔からの信号機ではクリーム色になっているのもまだまだ残っているのかも知れません。


 それにしても、いつも通ってる道なのにどうして今日いきなりあのクリーム色が気になったんだろう。というか、なんで今まで何も思わなかったんだろうと、そういう自分にちょっとびっくりしています。

 

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