飴ちゃんとグミ
よく関西人というと、
「飴ちゃん」
というフレーズが出てきます。
どうしてか物に「ちゃん」とか「さん」を付けるという話に出てくる代表格が「飴ちゃん」ですね。他には神戸の人間は「コープさん」とか、他の食べ物にも「おいなりさん」「おいもさん」みたいにいくつか例題のように出される物がある気がしますので、ご存知の方は多いのではないでしょうか。
実は私は飴ちゃんがあまり得意ではありません。ガムもです。あ、ガムは「ちゃん」も「さん」も何も付いてませんね、なんでだろ?
とにかく飴ちゃんに関しては買うこともほとんどありません。ずっと口に甘い味が残ってるのがあまり好きじゃないもので。
そうなんですが、少し前から飴ちゃんをなめるようになりました。空気が乾燥してるのか、のどがなんだかざわざわしてる感じで、そんな時に飴ちゃんをなめるとちょっと落ち着きます。
季節的なものなので、季節が変わったらおそらくまた買わなくなるんじゃないかなとは思いますが、とにかく今は切らさないようにしています。
特に好きなのは「黒飴」とか金色のはちみつっぽい色んな種類がある、日本本来みたいな味のものです。千歳飴を切ったようなのもいいですね。フルーツキャンディとかはそこまで好きではありません。いや、嫌いじゃないんですが、ずっとなめてるとちょっとしつこくて飽きてくるんです。
今も黒飴をなめながらこれを書いてます。のどの粘膜がカバーされるような、そんな感じですかね、感覚とすると。
関西では、
「町で会ったらおばちゃんが飴ちゃんくれる」
という都市伝説みたいなのがありますが、あれは本当だと思います。私はカバンの中に飴ちゃんが入ってることはほぼありませんが、うちの母もカバンの中にのど飴とか入れてたように思いますし、実際に知り合いのおばちゃん達にもらったこともあります。
というか、
「関西以外ではおばちゃん達は飴ちゃんをカバンを入れていないのか?」
と、疑問に思うぐらい、普通に入ってるような気がするなあ。
今の若い子たちは飴ちゃんではなく「グミ」が入っているようですが、実は私はグミはもっと得意じゃないです。なんだかガムみたいで中途半端で。実際、グミってドイツ語で「ゴム」って意味らしいので、感覚としてはそれで合ってるんでしょうが、あまり食べることはありません。
もしかしたら、今の若い子がおばちゃんになる頃には、
「町でおばちゃんに会ったらグミちゃんくれる」
という風に変わってる可能性、ないですかね?
今はグミはグミと呼び捨てですが、その頃にはちゃん付けになってるかも知れない。
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