　先週のこの時間はヴィッセルの優勝がかかった試合に生きた心地がしなかったんですが、今週は東京ヴェルディと清水エスパルスのＪ１昇格をかけた一線にはらはらどきどきしました。

　現在Ｊ１は１８チーム、そこに２チーム足して２０チームになるということで、Ｊ１から降格は１チーム、代わりにＪ１上位２チームがそのままＪ１に昇格し、その下の４チームが戦って、一番勝った１チームがＪ１昇格という形になっています。

　昇格が１位のＦＣ町田ゼルビアと２位のジュビロ磐田。プレーオフが東京ベルディ、清水エスパルス、モンディオ山形、ジェフユナイテッド千葉の４チームです。プレーオフの第一戦でヴェルディとエスパルスが勝ち、順位の関係でヴェルディは勝利か引き分けで勝利、エスパルスは勝利だけというヴェルディ優位の試合でした。

　私は前半の途中から見始めたんですが、なんとなくヴェルディの方が優位だなと思ってました。どっちも点を入れられてなかったし、見ててもこのまま無得点でいくんじゃない、そういう感じだったもので。

　前半どちらも無得点で折り返し、後半スタート。このまま動かないかと思っていたら、なんと、ヴェルディのハンドでエスパルスがＰＫを獲得し、見事１点を先制！　どっちもなかなか得点できそうになかったので、こりゃもうエスパルスかなと思ってました。

　後半戦４５分が終わり、エスパルスが先行のままアディショナルタイムに突入。

「８分！」

　いや、長いな！　ワールドカップの時にＶＡＲの影響もあり、７分というのが多かったんですが、おもわず、

「ワールドカップか！」

　と言ってしまいました。

　そしてアディショナルタイムも６分が過ぎ、このまま終わりかなと思っていたら、今度はなんと、エスパルスがハンドでＰＫを与えてしまった！　

　もしもＰＫが決まれば同点でヴェルディ、入れられなかったらエスパルスが昇格です。

　めっちゃどきどきするー！

　こう言ってはなんだが、自分の応援してるチームじゃないと、こういう面白い試合は見ごたえがあります。そして、どっちもがんばれと応援したくなる。

　見事、ＰＫは決まり、同点になりました。

　そしてそのまま時間が過ぎ、ヴェルディが昇格となりました。友人のエスパルスサポーターは呆然としているようです。気の毒で声もかけられない。いや、本当、ドラマやマンガなら面白いだろうけど、サポーターとしちゃこんなショックなことないですよ。

　Ｊリーグができて３０年、その最初の年にあった１０チームを「オリジナル１０」と呼ぶんですが、ヴェルディもエスパルスもそのオリジナル１０のチームです。ヴェルディは１６年ぶりのＪ１復帰、これはこれで感動がありました。

　しかし、負けるか勝つかで本当に天国と地獄。こんな思いはあまりしたくないなあ、心臓に悪い。

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