小瓶の使いみち

 前回、「おつかいに行って瓶ビールのサイズが分からず、大でも小でも交換してももらいやすいように中瓶を選んだと」いう話を書きました。


 それで気になりました。


「大瓶は結婚式や法事などの宴会で見ることがある、中瓶はスナックとかの飲み屋さんで出すらしい。じゃあ、小瓶はどこで飲まれてるものなの?」


 上にも書いたように、何かの宴会のおりに出されるビールは大瓶だと思います。

 自分が出席した宴席でもそうですし、テレビで見る宴会などでも、絵的にサイズ的に、大瓶を持ってコップに注いでいる気がします。

 こんな場では大人はビールなど、飲めない人や子どもはミネラルウォーターやサイダーがやっぱり瓶で並びます。缶ビールや缶ジュースが出た記憶はないような。


 そして飲み屋さん、銀座のクラブだとかシャンパンタワーを作るようなルイなんとかって高価なブランデーなどを出すホストクラブなどは分かりませんが、スナックとかお好み焼き屋さんとか、お手軽に軽く飲むお店は中瓶を出しているように思います。詳しいわけではありませんが。


 では小瓶は?


 小瓶って、例えばコロナビールがそうなるなら、おしゃれなカウンターバーでライムをチュッと突っ込んで口飲みするイメージです。でも量的にそのぐらいだと、家で飲む方は350mlの缶ビールになるような気がします。


 小瓶はどこで飲まれているんだろうと考えていて、本当に、ふと、思い出しました。


「そういえば、おじさんが大瓶と小瓶を買っていた気がする」


 前回に書いた母の兄ではなく、伯母の夫が大瓶と小瓶を買っていたのを思い出しました。


 この叔父の場合、大体は大瓶を1本、定年後のお風呂上がりの楽しみにそれを飲み、その日によっては小瓶を一本追加して飲んでました。思い出しました。


 大瓶と小瓶、633mlと344mlで合計977ml、大体1リットル、つまり500mlの中瓶2本分になります。毎日同じ量を飲むのなら中瓶を買えばいいのでしょうが、この伯父のように「もうちょっと欲しい」時に足すのには小瓶がちょうどよかったんでしょう。


 なるほど、と自分で思い出して納得していたんですが、これはあくまで私が知る人個人のことです。業務店なんかでずっと小瓶を出すお店、あるのかなと気にはなります。


 もう伯父も伯母も亡くなってしまったので本人に聞くわけにはいきませんが、今度いとこに会ったら聞いてみようかな。忘れてなければ、ですが。

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