【理論化学】物質量(問題編)
カルボン酸とアルコールの縮合脱水が起こる反応をエステル化と言う。エステル化によって生成されたものは果実臭を有するものが多い。以下に示すものはエステル化の一種である。
CH3CH2OH+CH3COOH→CH3CH2OCOCH3+H2O
生成された酢酸エチルはシンナーなどの有機溶剤として広く用いられている。このことを踏まえて問に答えよ。ただし、H=1.0,O=16とする。
(1)炭素には安定な同位体として12Cと13Cが存在する。12Cと13Cがそれぞれ98.9%と1.01%の存在比で天然にあるときの炭素の原子量を求めよ。
(2)反応物のエタノールや生成物の酢酸エチルは揮発性(常温で蒸発する性質)を持っている。ここでSさんは気体に関してアボガドロの法則というものが成り立つことを知った。アボガドロの法則とは何か35字程度で説明せよ。
(3)酢酸をa〔g〕用意したところ、エタノールb〔g〕と反応しc〔g〕の酢酸エチルが生成された。このときa:b:cを求めよ。
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