日本語が喋れない イギリス美少女転校生が頼れるのは 英語を 完璧にマスターしている俺ただ1人

@Dfggggggyhhhhh

プロローグ

「おい陸ちょっとこっち来い!」


俺は中学1年の兵藤陸ひょうどうりく


俺は今、こいつらからいじめを受ける真っ最中。


「何してんだ、早く来い!!!」


俺は怖がりながら、そいつらについていった。



「ちょっとさぁ陸くんさお金貸してくれない」


そう言っているのはこのグループの中でリーダー的な存在の雲雀弥ひばりわたる


「雲雀さんのいうとおり、お前

が持ってる金を全部こっちに渡せ!」


「嫌です!!!」


「そうか、お前らやれ!」


「了解!」


(ボコボコボコ!!!)


俺は容赦なく殴られた。


顔は腫れ上がり体中あざだらけになった。


「どうだ、これで俺に金をよこす気になったか」


「嫌です!」



俺は小さな声で立ち上がりながら雲雀を睨みつけてそう言った。


「いいねぇ、その表情を壊したくなってくるよ」


雲雀は悪魔のように笑いながら俺にそう言った。


「さて、次はどういう風にいたぶってほしい?」


「また、ボコボコに殴られたいそれとも完封なきまでに打ちのめされたい?」


「よしそれじゃあまたボコボコに殴ってあげるよ!」


(ボコボコボコ!!!)


俺は雲雀に絶望を感じていた


くそくそくそーーー!!!


俺は心の中でそう叫び声を上げるが、誰にもその声は届かない。


誰も俺を助けてくれない。


気が付けば俺の財布は雲雀達に取られていた。


「やめろやめてくれ!」


「どうせお前、このお金アニメグッズなんかにしか使わないんだろう。だったら、俺たちが有効的に使ってやるよ!」


「お前ら、今何つった!!!」


「あぁ!」


「今何つったか聞いてんだよ!!!」


そう言いながら、俺は雲雀に殴りかかったが!


雲雀の膝が俺の喉に直撃してやられてしまった。


「なに、まさかお前一瞬でもこの俺に勝てると思ったのか!」


「はははこれは爆笑もんだな!!!」


雲雀は俺をあおるように笑いながらそう言った。


「訂正しろ!」


「俺のことはなんと言われてもいい、だけど、アニメのことはバカにするな!!!」


俺は思わず声を荒げてしまった。



「何負け犬が吠えてんだよ!」



そう言って雲雀達は立ち去っていった。


俺はその場に立ち尽くした、


俺の心の中に、またあいつらに勝てなかったという悔しさと絶望感が溢れてきた。


俺はその瞬間何もかも失った。

あいつらに言い返す自信。

アニメが好きだという自信。


俺は絶望感におしつぶされそうになりながらちどり足で自分の教室に戻った。



俺がクラスに戻るとクラスの生徒全員が俺の顔を見てすごい顔で睨みつけてくる。


「おい、なんでみんな俺の顔を睨みつけるんだよ!」


「ふざけるな!!!雲雀を理由もなしに殴りやがって」


「そうよ、そうよ!」


「最低!!!」


「違う、殴られたのは俺の方だ!!!」


被害者ひがいしゃずらしてんじゃねーよ」


(ゴン!)


俺はそう言われながら顔面を殴られた。


なんでみんな信じてくれないんだ、どうしてどうしてどうしてどうして!!!


「本当なんだ、信じてくれ!」


「そんなことを信じられるわけないだろう!」


「そうよ、そうよ、信じてほしいんだったら証拠を見せなさい!」


「嘘つき野郎の言葉なんて誰も信じるわけないだろ!」


「だから嘘じゃないんだって信じてくれ!!!」


俺は悔し涙を流しながら、そう言った。


「みんな信じてくれてありがとう」


雲雀は嬉し涙を流しながら、俺の教室に来た。


「何が信じてくれただ殴ったのはお前だろう!!!」


「しつこいな、お前、いい加減自分のやった事を認めろよ!」


「やめてくれ、俺は無実だ!!!」


俺がそう叫ぶと雲雀はみんなにバレないように俺に向かってニヤリと笑った。


俺はその時ようやく気づいた、雲雀が最初からこうなるように仕向けていたんだと。


雲雀ーーー!お前最初から俺を陥れるつもりで仕組んだんだなぁ!!!


そして俺はしばらく学校を休んだ。




どうして俺はあの時みんなに信じてもらえなかったのだろうか。


俺が全部悪いのか、俺が気づかない間に何かしてたから。


その時、俺が見ていたアニメの主人公の声が聞こえてきた。


「お前は何も悪くない、悪いのはイカレた考えを持つ、あいつらだ」


「なぁ普通のやつがアニメの主人公みたいになれる方法を教えてやろうか?」


「それはなぁ何を言われても受け流せる強い心を持つことだ!」


主人公のその言葉は、まるで俺に言ってるようだった。


そのたった一言で俺の心が動いた。


俺はそれから学校に行くようになった。


中学3年間いじめられたが、再び心が折れることはなかった。


俺は上手くやり過ごしながら中学三年間を過ごした。


そして、俺は無事にかどうかは分からないが中学を卒業することができた。




目次の下にある星じるしから、 作品の 応援よろしくお願いいたします。




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