第3話 オルトー、世界を知る?
「え?うへ、へへへ、これが亞人、え、普通の人の姿だけど、、、ちょ、ちょっと背中見せて。お願い!!!!」
この間 2秒
「す、少し落ち着いてくださいませ、、、」
いきなりオルトーが豹変したことにより、カインドはアタフタとしている。
15分後
「ハァハァ、ハアハア、ヒィ、、、、」
「落ち着かれましたか?」
カインドは相当疲れているはずなのに、オルトーを気にかけている。なんて優しいのだろうか。この人はきっと飴と鞭の飴の方しかできないだろう。
「ところで、半人は迫害対象じゃないんですか?」
めちゃくちゃ失礼なことを言う引きこもりにもカインドは優しく、
「そうですねぇ、要所だけ簡単にいいますと、私は言った通り竜との間、すなわち竜人です。
半人は親の能力を半分から10割全部受け継ぐ特徴があります。
私は竜の能力を9割ほど受けとりました。なので、私は
あるスキルが使えませんが、それ以外は竜の
能力全てをもっています。そのため私は
『竜化 〈ドラゴン・エボリューション〉』
が、使えます。だから、自由に移動できたワケです。」
と、説明する。
「そうですか、、、あ、じゃあもしかして、竜になって俺を背中に乗せて、島の外を案内してもらえませんか?」
がめついぞ、オルトー。
「あ、あとはドラゴンブレス吹いてくれません?」
がめついz(以下略
「申し訳ないですが、それはできません。理由はいえません。私は抜きでお願いします。」
そうか、、と思いつつもせっかくだしなんか貰えるものはもらっておきたいおるついガメトーは、
「そうですか、、じゃあ、この島脱出攻略のヒントをいただけませんか?」
「そうですね、攻略とはいえないかもしれませんが、島を出るための門番のなかには、獣人の方もいます。その方に、しまの外のことを聞いてみるといいでしょう。しかし、彼は人が嫌いです。挫けちゃだめですよ。」
「ええ……でも、俺人と話すのが苦手なんですが、」
彼は元引きこもりである。そんな奴に初対面の相手と話せるスキルはない。しかも人間不信と聞く。
オルトーは、
「申し訳ないですが、他の手はないですか?いや、彼、獣人族なんでしょう?言葉が違うのでは?あ、でも人族といるくらいだから、人族の言葉はわかるか、でも、でも、ね?ほら、あれ、あれだから!」
必死に他の手を教えてもらおうとするオルトーに
カインドは笑って、
「フフフ、面白いですね貴方。大丈夫ですよ。
もし、話にならないようなら、
『自分はカインドの友達だ。』
とでも言ってください。もしかしたらそれで大丈夫です。」
「もしかしたら?それって要はほとんどダメってことじゃないですかヤダー。たのんますよ、いい感じのことを教えてください。(早口)」
「大丈夫ですよ、私のカンがそう言ってます。
きっと、貴方は大きなことを成すと。そう思う
んです。」
「はぁ、そうですか…………………。
じゃあ、行ってきます、、
あ!もしなんかされたら、責任とってくださいね!」
「はい、わかりましたよ。」
あそこまで言われても保険をつけにつけるオルトー
に呆れないのはこれまでもこれからもカインドだけだろう。
「じゃ、行ってきます!」
「行ってらっしゃいませ〜」
これから、言語オタクの山あり谷ありの旅が始まるのだ。
「フフフ、ガハハ!これからが、オルトーの
伝説の旅のはじm(グゥゥ…
「「あ」」
「「……………………」」
「ご飯、食べて行かれます?」
「食べます!!!!!!!!!!!!」カオマッカ
こうして、最初からこけつつも、オルトーの言語探しの旅が始まるのであった。
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