地味でも派手でも関係なく、あなたといるこの世界が大好きです

のか

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 学校の近くにある、花美はなび神社。花が咲き誇り、綺麗な小さい神社だけど、その裏手には大木がある。


 その大木の根っこにある小さな穴。ちょうど、両足をそろえて入るくらいの大きさだけど、そこをくぐると……!







 ふわっ








 愛してやまない、花国はなこくに降り立つ。


 そこは、人々があたたかく、平和な、花に囲まれる小さな島国。


 日本でいう四国くらいの大きさの中に、たくさんの人が住んでいる。


 その中で生き、その中で育ってきた。








 自分の国以上に、好きなものなんてない。







 自分の国以上に、守りたいものなんてない。







 花国さえ、あればいいの。


























 でもね、違った。

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