第6話
文化
その時代やニーズによって表現技法が変わるんだけど絵文字とか嫌う人は結構いる。
でもそれって一時期流行った文化になるのよ。
だから絵文字を使う小説もなんとなくの小説の時間を伝える手段にもなる。
その伏線まで理解する読者は相当勉強してると思うね。
まあ気づいてくれないで偏見の酷評入れる人が大半だけど紙媒体で無いものが多いのは当然だし今のSNSでも若い人たちは写真とかを載せやすくなってるからやらない人も多いしね。
でも文化として見た時絵文字も時代の言葉に見える。
雨
小雨
霧雨
大雨
お天気雨
狐の嫁入り
雨って言葉にこれだけ細かい表現があるのって日本くらいらしいよ。
なら砂漠に住んでる人たちにも砂嵐にも種類があるかも知れない。
逆に表情を絵文字で表現するなら曖昧な表現になるから登場人物の心情を考えることができる。
この絵文字なら普通ならこの感情だけどこの人は何に対してそう思っているのか。
また言葉を話せない生物であり尚且つ表情が読み取りづらい生物を出すのなら曖昧な表現の方が物語の状況的にも合った表現ができる。
例えば顔のないスライムなら文字を書くかテレパシーの能力を加えないと表現できない。
でも顔文字や効果音を表現すればこのスライムは必死に表現しようとしていると感じられる。
!と?も大事な要素になり得る。
もちろん言葉だけで表現することに越したことはない。
でも服飾しつつ曖昧な表現を強調するにはこの表現を使わない手はないのよね。
今回敢えて例文は書かないけど顔文字とかも表現文化の一つということを読者の頭に入れて欲しいかな。
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