第3話
「言葉の言い回し」
よく使うやり方で話し言葉をそのまま心の声として確定的な言い回しをする小説が多いんだけど推理小説とか書く人の中にはあえて確定的な言い回しをせずにあくまで想定という感じの言い回しをすることがある。
ようはサンデーの殺人現場が量産される漫画のあれれーおかしいぞ少年の心情ね。
アレを異世界ファンタジーで書く人は中々いないと思うのが俺の見解。
だけど確定すると良くないって思うんだよね。その後の考察や濁し方による伏線とかいろいろ張っているように思わせつつも真実は後からわかる仕様にしておかないと短い小説じゃないとつまらなくなっちゃう。
んでさらに言うと
「テンポ」
展開を早めろと言う読者がいるけど、過程を楽しみたがらないってことはきちんと読書してないってこと。
ぶっちゃけて言うと休載しまくってるあの漫画の主人公の親父の言っていることを理解できないのなら感想として書くなと俺は言いたい。
やはり少しずつほんの少しずつでいいから目標に向かっていく若者の複雑な心境や描写を語らなければ魂の入った作品とはいいがたく思えてしまう。
それこそマンガみたいな小説って言うかもしれないけどイリアスなんかの領事詩を読んで理解できる人にとっては展開の早い小説は前章もいいところ。
あれも古めかしい表現いっぱいで好んで読む人は居ないけどアレを読めるくらいの読者ならわたしの作品なんてまだまだテンポが速いし展開も早すぎる。
例文を載せるとこうかな
赤子が産声を上げた。
ここまで行くのにいくつの過程が居るのかを私なりに全部書くとこうなる。
赤子が外からの光を感じて必死にそこを目指そうと身体を動かそうとした。
そして微かな光から大きな光に変わったとき眩しいと感じた。
眩しくて痛くて初めて感じる光に戸惑いながらも
空気の確かな圧力を感じ、肺の羊水を目一杯吐き出すように大きな声で泣いた。
確かな赤子としての産声を上げた。
初めてがいっぱいのことばかりに大いに泣き叫んだ。
お米の時と被るかもしれないけど過程を描くってどこまで共感できるかは読者次第に成っちゃうのが偶に傷だったりする。
言い方悪いけど未熟者が多いのよ。
叩けば痛いのは当たり前でも何で痛いのか真剣に考えたことのない人たちが多すぎる。
何で痛いのかを調べ続けるから天才は生まれたし今だって過程を調べ続けている。その膨大な過程無くしては発展は生まれないだから過程を紐解くことが楽しく思えるけどそれが教えてもらって普通で漠然と教えられてきただけの子たちが多いのよね。
私なんか数学なんか特に先生に公式を覚えろとかふざけたこと言ってるなと思ったから今までの知識でできるのに何でそれを覚える必要があるのか教えてくださいって言ってやったけど、ただただそっちの方が楽できるから覚えろとしか返ってこなかったけど、それを生かすのが勉強だし証明だし私以外意見が出てこなかったことにも疑問だったけどね。
それだけ現代っ子は勉強してきたことから研究することを大学に行くまでしない子が多いのよ。
研究ってのは下手をすれば小学生からでもできることなんです。
それをやってこなかったのを棚に上げて過程ばっかり見せられて面白くないとかいうなら神話や法律を一から調べてみるべきなのよね。
詐欺師だって法律の抜け穴をうまく使うために六法全書読むくらいの気概はあるだろし日常に疑問を持ってほしいかな。
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