組み合わせ語り

●グリードと主人公

 父娘萌え! とにかくかっこいい父親から溺愛される娘が書きたかった。

 でも主人公の成長とともに少し親離れしたり、グリード様の弱い面に触れて主人公が支えたり、というのもいいよねとかいう萌えを詰めた。つもり。

 最後に主人公がグリード様にときめいてるけど、このあとどうすんのかな?笑 私はあえて確定するのをやめました。


●グリードとディアドラ

 素直になれないツンデレ娘と愛情表現の苦手な父親、という組み合わせも可愛いと思う。

 愛情は双方向に向いてはいるので、どちらかもしくは両方がもっと早くから歩み寄れていたら、ゲームのような悲劇は起こらなかったはず。

 でも、ディアちゃんがデレている時にグリード様は見ていない、みたいな見事なすれ違いっぷりなので、主人公が取り持ってくれることに期待。


●ザムドと主人公

 わんことご主人さま。カプにならないかと推してみたんだけどびっくりするくらい主人公側のフラグが立たなくて、私の心のほうが先に折れた。もういいよ……男女の友情だってかわいいよ……。


●ザムドとディアドラ

 ディアドラにとっては、拒否しても拒否しても自分を追いかけてきたのはザムド一人だけだったので、ディアドラはザムドだけは友達として認識していた。ディアドラが回復魔法を覚えたのは、弱くてすぐに怪我をするザムドのため。ディアドラがザムド以外の相手に回復魔法をかけてあげたことはないし、他人がいるところではザムドの回復もしない。

 ゲームの時間軸で、物心ついたあとのディアドラが本当に笑ったところを見たことがあるのはザムドだけ。


●ニコルとカルラ

 戦いにおいての力関係は ニコル<カルラ だし普段はカルラの方が年上として対応をしている。

 でも精神的な強さは逆なので、何かあると立場が逆転する下剋上カップル。年下攻め。

 下の子たちは何があっても守らねばと思って生きてきたカルラにとって、ほぼ初対面で自分のことを敵だと言ってきたニコルは、珍しく守るべき対象から外れた相手だった。


●ジュリアスとフィオネ

 二人とも初恋。その割にジュリアスが手慣れている気がするけどジュリアスも彼女がいたことはない。

 この子お相手にどうですか、と状況をセットしてみたらぽんぽん進んで私がびっくりした。


●リドーとカリュディヒトス

 互いに「こいつの考えていることはわからん」と思っているし信用もしていない。互いに互いを利用している・されているという認識もしている。

 利害が一致した時に協力するだけで、基本的には別行動。


●カリュディヒトスとシリクス

 サフィリアが死ぬまでは、時々シリクスの研究室で知識の交換をしていた。

 シリクスはカリュディヒトスを信用してはいなかったが、サフィリアの呪いを解きたかったので知識の交換に応じた。が、書いた本の解説はしてもそれ以上の話はしなかった。

 カリュディヒトスは信用されていないことも理解した上で話をしていた。サフィリアの呪いを解く方法を直接は知らずとも、ヒントになりそうな情報は持っていた。でもカリュリディヒトスにとってサフィリアは邪魔だったので、ヒントになりそうなことは一切教えなかった。


●ジュリアスとカルラ

 ジュリアスが物心ついた時点でカルラは五天魔将最強の女だったし、ジュリアスも子供の頃に何度かカルラに叱られている。

 なので幼少期に受けた強い女性という印象がずっと残っていた。カルラはほぼナターシアにいないので、ジュリアスが成長してからもその印象が訂正されることはなかった。8章でカルラがリドーに負けたことに、ジュリアスは相当驚いたと思われる。


●ザークシードとカルラとシリクス

 三人とも五天魔将としてグリード様の治世の立ち上げに努力した仲、ということでこの三人の関係は対等。

 だいたいの相手を保護対象として見ているカルラも、ザークシードとシリクスのことは保護対象とは見ていない。

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