▲豆知識▽ 漢字の由来「蚊」

 暖かい季節になってきました。天気予報を見ていると、まだ5月だというのに、すでに夏日の気温になった地域もあれば、真夏日になった地域もありますね。今年の夏も暑そうです……。


 さて、気温が上がると活動的になってくるのが虫。私の住んでいるところは田舎なので、虫とは共存しなくてはなりません(笑)

 しかし、そんななかでも許してはならない虫が幾つかいます。そのなかの一つが「蚊」です。もう奴らは目を覚ましているようで、つい最近も私の耳の傍を不愉快なモスキート音を響かせながら通り過ぎていきました。日本の蚊はまだ安全なのかもしれませんが、刺されないに越したことはありません。そのため、まだ5月ですが先日蚊取り線香を設置しました。


 その「蚊」なのですが、今回は「どうして『むしへん』に『文』と書くのか」という漢字にまつわるお話しようと思います。

 その理由は「ブンブン」もしくは「ビンビン」という音がするから。つまり「ブンとなく虫」のことを表わしています。ただ「蚊」という漢字は、「ブン」の俗字(正字ではなけれど、世間一般に通用している漢字のこと)。そのため、「形声文字(意味を表わす部分と発音を表わす部分とからなる漢字のこと)」の発音を表わす部分は「民(『ビン』という音の方)」でした。

 その後にどのように変化をしたのかまでは、漢字辞典では追いかけられませんでしたが、このような経緯があって「蚊」という漢字が生まれたのです。


 ちなみに「蚊」のように音を取った生き物を表わす漢字は、他にもあります。

 例えば「猫」。これは「豸」という「背骨の長い獣」という「むじなへん」に、中国語の「ミョウ(漢字辞典によっては『ベウ』という記載がある)」が組み合わさってできた言葉です。「むじなへん」は、後に「犬」の変形である「けものへん」に置き換わり、現在の「猫」になりました。

「鴉」は「ガー」と鳴く「鳥」だから。(「烏」とは成り立ちが違います)

「鳩」も「クー」と鳴く「鳥」だから……などなど。

「諸説ある」とも言われているので、必ずしもこれらが「由来」になるわけではありませんが、一つの説として存在します。ただ、これが何の役に立つかと聞かれると難しいですが、お子さんが漢字を覚える手助けにはなるかもしれないです……多分。


 また、私的にモスキート音は「プーン」という風に聞こえるのですが、それは音を表わす言葉が多様化したため、そのように表現できるようになったかもしれません。(これは単なる想像の一つなので、聞き流して下さい~)


 何はともあれ、皆さんもあまり「蚊」に刺されないようお気を付け下さい!

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