第61話
「生意気言いやがって・・まぁ良いさ、どうせお前とはもう二度とパトカー乗務員として組まないだろうからな。なんかお前のせいで気分台無しだぜ。悪いが体調悪くなったんで、本部に帰隊する」
「帰隊する!?あなた警察官の仕事を何だと思ってるのですか?あなたのストレス解消や偉そうにするための仕事じゃないんですよ?分かりました。早く帰隊して下さい。僕からも上司に今起きた事を全て話します。あなたと仕事するなんてごめんですから」
完全に吹っ切れ、正義に溢れて警察官を志したあの頃の気持ちに戻った雅之ははっきりと縦社会などに捉われる事なく、誰が目にも明らかに間違ってる事に対して主張ができる警察官になった瞬間であった。
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