第32話
「この鳥はおそらくヤマガラかもしれない。でもこんなに黄色と青に紫までが混ざってる毛並みのヤマガラなんて見たことないぞ?」
鳥などの生物や自然が好きな伊藤刑事はすっかり興奮してシャッターを切り続けていた。
「雅之君、ごめん、ごめん。つい夢中になってしまって。さぁ、先に進もう!!」
雅之は笑顔になり、大きく頷いた。
程なく歩くと、再び伊藤刑事が歩みを止めた。
「雅之君?この花何の花か分かるかな?」
雅之の目に飛び込んで来たのは岩場に隠れるように咲く綺麗な青色の花を付けた一本の花だった。
「綺麗ですね。でも、何の花かは分かりません」
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