4話目

祖母と2人暮らしの雅之は親がいないハンデにも負けず、祖母に沢山の愛情を貰いながら、また雅之もそんな祖母のためにできる限りの事を小さい頃からやってすくすくと育っていった。


 ・・雅之高校2年の夏・・


「ばっちゃん無理しなくていいよ!俺があとは洗っておくからさ」


「そうかい?ありがとうね。じゃまーちゃんにあとは任せたよ」


段々と足腰が弱くなってきた祖母の代わりに食事を作り、そして皿洗いなども雅之はこなしていた。今では家の掃除から買い出し、風呂やトイレ掃除、料理までなんでもこなせるようになっていた。それだけではなくバイト代のほとんどを家に入れ生活費の足しにしながらも自分自身の必要な物までも買っていたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る