第10話 切っても切れないもの
何かを生み出すのに感情が必要だと思っているけど、作り出すとその感情が邪魔になる。どうすればこのもどかしさから逃げれるのだろうと考えるけど、考えることをやめることもできなくて、捨てられたらどんなに自由で楽になれるだろうってなんども考えたけど、結局やめることを諦めた。
人を好きになることは素敵なことだ。けれど、結ばれるということは互いに縛られ縛ることでもあるから、どこまで互いの距離を縮めたり伸ばしたりできるのかが鍵だと思っている。縛られると自由になりたくなり、自由になると帰る場所があれば帰る。人間ってわがままにできてるなって思う瞬間だったりもする。
性別がボーダレスになっているが、なかなか難しいもんだでもある。男性は男性の女性は女性の役割が本能的に身体的に備わっている。どうしてもそれからは逃げることはできない。できるとしたら性転換手術などだろう。しかし、私は人を好きになることに性別は関係ないと思っている。現代社会にはびこる問題は多々あるが、ある程度の便利さがそろっている世の中で大したことではないと思う。
人間も動物であるから子孫繁栄という本能が備わっているが、生活スタイルの変化により本能的よりも自分の感情を優先しているのではないかと思うこともあるが、これはもう個人の自由であり暖かく行く末を見守ってあげたいと思う。
私は芸術に恋やなにかしらの感動というものは必要であってそれがどんな形だとしても必要なのだ。その繰り返しにつぶされそうになるが、出会ってしまったことをなかったことにはできないから、私はずっと何かを生み出し続けることをやめないだろう。もし、辞める時がきたならばそれはきっとそれ以上のものに出会ったときだろう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます