サブアカミッション

ふるなる

サブアカミッション

 それはネット上で行われるゲーム。

 参加者は1つのチャットキャラクターを振り当てられる。ただし、1人だけは2つのキャラクターが当てられる。2つのキャラクターを当てられた人を「サブ持ち」と言う。


 見た目はそのキャラクター。誰がサブ持ちなのかは分からない。


 サブ持ちのプレイヤーは2つの別人格を偽り、他人にバレないように振るう必要がある。


 1つしかないプレイヤーは誰がサブ持ちかを当てなければならない。



「このゲームはサイコロ型とチャット型の2つがある」



 サイコロ型──

 普通のサイコロゲーム。マスに止まる度にコメントを書かなければならない。みんなはそのリアクションを見てサブ持ちを当てるのだ。

 2ターンに1度、サブ持ちだと思う人を指定。当てられなければ2マス戻る。サブ持ちは自由に戻ることができる。

 サブ持ちが当てられた(2つのキャラクターをピンポイントで正解)時点で終了。1番進んでいたプライヤーが勝ちとなる。一方で、最後までサブ持ちが分からなければサブ持ちの勝ちである。


 チャット型──

 1ターン毎にお題が出され、それについて自由に会話していく。ルールとして書き込みから1分以内は書き込めない。必ず3回以上は書き込むというものがある。

 何ターンが行いサブ持ちを当てるのだ。



 揃ったプレイヤー。

 画面に出揃う9つのキャラクター。

 ゲーム内容はチャット型。


「最初のお題は……「好きな〇〇について」か。絶対に当ててやる」


 俺はスマホを強く握った。



※お読みいただきありがとうございました。

 この作品はお試し作品です。ユーザーからの評価が良ければ続きを書きますが、基本的にはこの話だけで終わります。ご了承ください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

サブアカミッション ふるなる @nal198

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ