(二)-10
「エリー、何言っているのよ。最近会ってなかったんでしょう。いいじゃないたまには。ねえ」
ルーシーさんはそう言って私の顔を覗き込んできだ。
私はエリーの方をジッと見ていた。
ルーシーさんはカウンターの中に回り込んだ。そしてグラスを二つ、棚から取りだしてカウンターの上に置いた。次に冷蔵庫の冷凍室からかち割った氷の入ったボックスを取り出し、二つのグラスに氷の塊を二つづつ入れて、アイスボックスを冷凍室に戻した。すぐに冷蔵室を開けて中からペットボトルを取り出し、ウーロン茶を二つのグラスに注ぎ、ペットボトルのキャップを閉めると、グラスを私とエリーの前に差し出した。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます