ぽーとまふぃあへ、ようこそ

パスカル

だって好きなんだもん

【一日目 昼食 たらこスパゲッティ】

広津「…うむ」

立原「あぁ。いいっすね」


【一日目 夕食 豚汁】

広津「…うむ、…うん」

立原「…あー。はい。いいですよね」


【二日目 昼食 湯豆腐】

広津「うん。…うん」

立原「まぁ。…もみじおろしってのも、ありますよね。確かに」


【二日目 夕食 餃子】

広津「合うな」

立原「はぁ。…合うんですね」


【三日目 昼食 角煮】

広津「ほぉ。。。」

立原「そろそろ、つっこんでいいっすか?」


【三日目 夕食 寄せ鍋】

広津「うむ」

立原「量。…量がさぁ。…ねぇ。聞いてる?」


【四日目 昼食 卵かけご飯】

広津「君も、一つどうかね?」

立原「いや、だから…あのさぁ。増えてるんだよ。量が」


【四日目 夕食 麻婆豆腐】

広津「…んふふふふっ」

立原「なに?どっちで笑ってんの?ねぇ。どんどん増えてるって、量が」


【五日目 昼食 釜玉うどん】

広津「あぁ。…いい」

立原「そろそろ、中也さん呼んでいいよね?」


【五日目 夕食 おでん】

中也「・・・これのことか?立原」

立原「・・・はい」

広津「・・・なにか?問題でも?」


中也「てめぇの皿んなかを

   よぉくみてみろ。広津。


   柚子ゆず胡椒こしょう

   とぐろまいてんぢゃねぇか。


   何を喰いに来たんだよ。てめぇは」


広津「いえ・・・おいしいんですよ?」

立原「むしろ、もう

   柚子胡椒の味しかしないだろ?

   じいさん」

広津「ふっ。…立原、

   貴様の舌はまだまだ小僧だな」

中也「かっこつけてるけど、麻痺してんの、手前の舌だからな?」

広津「幹部殿とはいえ、失礼な。素材の味と相まって、これがまた美味…」


中也「だからって、普通毎食毎食使わねぇよ。」

立原「しかも、使うたびに使用量が増えてくんっすよ。このじいさん」

広津「いや。おいしいんですよ?なんにでも合いますから」

立原「合うっつーか。だからさっきも言ったけど、もはや柚子胡椒の味しかしてねぇだろ?じいさん」

広津「いやいや。やはり一度使い始めると、少量では物足りないものでして…カ〇ディの柚子胡椒はチューブタイプなのに容量が多くて使いやすいのですよ。ほら、この卵などは黄身につけて食べるとまた格別…」


中也「優雅に食ってんぢゃねぇ」


広津「そうだ。酒のあてにいいですよ?スライスチーズに柚子胡椒を塗ってハムで巻くんです」


中也「…悔しいがうまそうぢゃねぇか。今度やってみるわ」

立原「中也さんっ???」


広津「マヨネーズに柚子胡椒を混ぜ、野菜スティックにつけるもよし。私のおすすめはイカの一夜干しですな」

中也「・・・ちょ。立原、一夜干し、注文しろ」

立原「えぇ???」


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