第三章 友作り
次の廊下に出ると少し先に他のドアがあった。
私はそこに入っていった。
その部屋には壊れかけた棚があった。
その棚の奥に、ハンマーが隠れて置いてあった。
私はそのハンマーを手に取り外に出ていった。
廊下の途中で大きな揺れと音が聞こえた。
後ろを見ると大きな岩がこちらに転がってきていた。
私は転びそうになりながら奥のドアまで走り、そのドアから次の部屋に移動した。
移動した部屋では大きな男が何かを探しているようだった。
「あれ、どこいったかな・・・」
やっぱり大男は何かを探しているようだ。
「あの・・・」
私は勇気を出して話しかけた。
殺されるかもしれない、けど優しい幽霊もいた。
仲良くなれればその分出口のヒントも貰えるかもしれない。
「ん?
な!お前は、
大男は私に殴り掛かろうとした
「ま、待って!何か困ってたでしょ!」
「ん?ああ、ハンマーがどこかいってしまってな。壊れそうな本棚と棚が直せねぇんだ」
「それってもしかしてこれ?」
「ああ!そうだ!どこにあった」
「壊れそうな棚に隠れてましたよ」
「んむ、そうか・・・しかしなぁ、助けて貰って命を取るのも気が引ける・・・
仕方ない、1度だけ見逃そう。」
やっぱり優しかった。
私は大男と別れを告げようとして・・・
「あ、ちょっと待った。ついでに、『高速の魔鎧』にこれを渡してくれないか。
俺は棚の修復があるし、少し忙しい、それに奴から逃れる術も奴に優しくするしかないかもだからな」
私は砥石を大男から貰い廊下を進んだ
少し進むと会話が聞こえてきた
「おい、『骨の決闘者』!お前今回の『
「決まっているだろう。『高速の魔鎧』!聞けば相手は武器も持たない少女らしいでは無いか。」
「何を言ってるんだ、主の命令は絶対だろう。」
「貴様らが何をしようと邪魔はせぬ。だが、私は戦う意志もない者を攻撃はしない。」
「勝手にしろ」
壁に隠れて見ていると、話が終わり鎧だけが残っていた。
私は高速の魔鎧に話しかけた
最初は驚いたように見えた
が、砥石を渡すと
「ちっ、『フランケン』め。
仕方ない。今回だけは見逃そう。あと、これは一応報酬だ」
そう言って『高速の魔鎧』は500トル(この世界のお金の単位は『トル』)を貰って、次の部屋へと進んだ
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