仲間探し、もとい知り合い探し・1


………

……


暇。

超暇。


俺は夕方に起き、未だに布団から離れていない。……と言うか、離れられない。

だってさ。寝起きは暫く布団に入っていたいよなぁ。

少なくとも30分は脳死状態でいるよな、普通。え、違う?

知らねぇよ。

少なくとも、俺はそうだよ。


因みにこれは純粋に起きただけだ。

今日は、珍しく二度寝とかは一切していない。

いや、これでは俺が毎日二度寝している様な言い方だ。

……確かに二度寝はしていない。

二度寝していない。

二度寝はしていない……

……二度寝以上はしているな………。

何も無いんだよ一定の時間に起きる必要無いんだよ毎日が休日なんだよ冒険者は!!

仕方ないだろ。皆休日は昼起きだろ!?

な!そうだろ?そうと言ってくれ!!


まあ、冒頭で暇とは言ったが、何もすることは無いって言うわけでは無い。

次の前日譚は5年後だしな……

ちなみに次の前日譚は氷の公爵エリオルド・ライ・マクストナリヤ。俺の兄だ。


そうだ。いいことを思いついた。

3000前の仲間もしくは知り合いを探しに行こう。

うん、そうしよう。


一応ルーク達に行っておいたほうがいいよな……?


そう思い、【思念伝達ユーリス】を使った。


『あーあー 聞こえるか、ルーク。』

『聞こえるが、いきなりなんだ?』

ルークから返事が返ってきた。

『しばらくギルドに行かないと思う。』

『しばらく?』

『あ――、少なくとも5年以内かな。じゃ、これで…』

『…ああ。』

『じゃあもう切るよー』



よし頑張ろう。

と、その前にしっかり寝ておこう。もしかしたら長旅になるかもしれない。


っつー事で、おやすみー

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