今日はさくらねこの日。みーにゃーにゃで桜咲く

 今日は3月22日、さくらねこの日。

 お当番は、さくらねこのもっすん。白黒とび猫さんですよ。


 お菓子は、桜スイーツのバイキング。

 桜ゼリーに桜餅。もちろん桜餅は関東風の長命寺と関西風の道明寺、2種類ご用意しています。

 桜ババロア、桜シフォン、桜クッキー、桜キャンデー、エトセトラ。


 一番のおすすめは、ラングドシャならぬ「さくらねこオレイユドシャ」かな。

 ラングドシャ—— langue de chatは、猫の舌という意味だけど、猫のお菓子屋さんオリジナルのオレイユドシャ—— reille de chatは、猫の耳という意味の薄焼きクッキー。さくらねこの日ですからね。ほら、桜の花びらの形に似ているでしょ?




 ここでちょっとさくらねこについての復習おさらいを。

 お外で生活している猫さんで、片方の耳がV字型にカットされた猫さんを見たことはありませんか? そのV字カットの耳をさくら耳というのです。桜の花びらに似ているから、そう名付けられました。そのさくら耳の猫さんたちが、さくらねこ。


 さくらねこのさくら耳は、TNRの証です。

 TNRは、Trap・Neuter・Return—— 三つの言葉の頭文字。

 お外暮らしの猫を捕獲Trapし、不妊・去勢手術Neuterをしたあと、元いた場所に戻してReturn、見守っていますよという印です。地域猫活動の一つです。


 悲しいことに現時点において、全部の猫さんたちに下僕の住むお家を割り当てることができません。(より一層のNNNねこねこネットワークの暗躍に期待したいところではありますが)


 お外暮らしは危険がいっぱい。その危険の一番の犠牲者は仔猫たちです。だから、不幸な猫が生まれないよう、猫さんが増えすぎてその地域の人たちから嫌われたり迫害されたりしないよう、TNRが行われているのです。




 さて、本日のお当番のもっすんも最初に紹介したように、さくらねこです。

 災害のせいで立入禁止区域になった山で生まれて、6年もの間ほとんど人間を見たことがなかったという数奇な運命の持ち主です。

 それが保護されて、さくらねこになって、ついにはずっとのお家を見付けました。今では立派に下僕を従えて、都会で暮らす家猫シティボーイです。


 逆境を乗り越えたもっすんに、この際だからションボリさんもガッカリさんも、人生に花を咲かせたい人はみんなで、あやかりましょう!

 もっすんは、花咲か爺さんにだって引けを取りませんからね。


 だれですか?

「桜、咲け」じゃなくて、「桜、酒」って言ってるお客さんは?

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