第131話 何もない部屋


何もない部屋

家具もなく

カーテンもなく

その中にひとり

ぽつんと座る

膝を抱えながら


無機質な部屋

光もなく

風もなく

その中にひとつ

生命の気配

自分という命


何もない部屋

ここにはもう何もない

何もない

何もない

この部屋で私は

一体何を思う?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る