第11話 ガラスの瓶
心の底の奥の奥
ひっそり沈むガラスの瓶に
行き場をなくした感情が
静かに積もり朽ちてゆく
それはまるで砂時計のよう
虚しさを内に秘めながら
音もないまま時を刻んで
積もりゆく砂の澄んだ青
誰にも気づかれないままに
心の底の奥の奥
儚く佇むガラスの瓶に
行き場をなくした感情が
静かに積もり朽ちてゆく
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