第6話 夏が来る
照りつける光が
夏の気配を帯びた朝
遠くに見える飛行機が
まるでオモチャのようで
嘘みたいな青空
その向こうに何があるのか
知りたくて、でも知りたくなくて
きっと人はもがくんだろう
容赦のない熱が
道端の影を焦がす
眩しくて目を閉じた
ああ、夏が来る
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