授業中にすること

バブみ道日丿宮組

お題:見知らぬ排泄 制限時間:15分

授業中にすること

 人にはどうして抗えないということがたくさんある。

 三大欲求が基本としてあって、睡眠欲、食欲、性欲は誰しもが行うこと。

 そんな中抗えない1つに挙げられるのが排泄行為だ。

 僕の場合、バレないように授業中に出すのが癖になってる。10人と少ない教室内の一番うしろの席ということもあって、こちらを振り向こうとするのは先生以外にいない。

 気にしない限りバレやしないという条件が揃ってる。

「……ん」

 ペットボトルを股間に押し当て、行為をする。

 何度目になるかわからない快感が僕を襲う。

 

 ーーとてもいい気分。

 

 クラスの皆は先生の話に耳を傾けてる。

 僕の排泄音など耳には入らないだろう。

「……はぁ」

 教室でする際にとても困るのは、残尿感。

 ティッシュで拭いたり、立ったりして飛び散らせるということもできなくはないが動きが大きすぎて視線を浴びることになる。

「……」

 下着を下ろした状態というのもあまり良くない。

 ただ……濡れた股間のしずくを下着につけるのはもっとよくない。しばらくノーパンのままでいれば少しくらいは乾くかもしれないが得策じゃない。

 露出する趣味はそもそもないし。

 人にばれないように排泄することはあっても誰かにそれを見られたいとはこれっぽちも思わない。そういう性癖の人も世の中にいるようだけれど、僕はそうじゃない。

 いつか現れる愛しい誰かの前というのであれば……話は別かもしれないが、この学校にそんないい男の人はいない。同級生はえっちで馬鹿だし、上級生は威圧的、下級生は子供っぽい。

 唯一可能性があるのは、先生ぐらいだろうか。

 ただそれでも触らせたいとかという感情はない。大人であって異性と思うことは起こらない。

 嫌な視線を浴びることはある。

 体育で体操着を着てるときとか、プールで水着を着てるときとか。

「……」

 なんにしても、なにかしないと股間が濡れたままだ。それだけはどうにかしたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

授業中にすること バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る