真面目な幼馴染が交通事故に遭い変態な事になりました。割と真面目に助けて下さい.....。(※一応完結しました)

アキノリ@pokkey11.1

第一章 幼馴染が壊れた

甘々エロエロ.....甘々エロエロ.....。

第0話 プロローグ

真面目系のクールな感じの分類する女の子といえば説明すれば.....そうだな。

説明のしようがないぐらいに輝いて見えるのだ。


それは水晶の様に。

それは透き通った煌びやかな水の様に。

それはダイヤモンドの様に。


本当に清らかでとても物静かな凛とした存在だと思っている。

それは簡単に言えば誰も手も届かない様な.....そんな感じだ。

俺はそんな幼馴染と幼馴染の妹を好いていた。


だから俺は幼馴染の何方かと婚約するんだろうか。

と思いながら日々を生きてきていた。

日常の周りから虹色の雨が降ってくる様な。

そんな感覚だった。

だけど。


今となってはそれも離れ離れとなってしまった。


義妹の姉は高貴な存在になり。

義妹の妹は家の高貴な存在になった。

だから俺は手出しもクソも無い。


簡単に言えば一人はかぐや姫の様な存在になり。

一人は竜宮城の乙姫にでもなった様な感じだ。

それで当て嵌まるしな。


俺は頭が昔から悪かったが2人はそんな事は気にせずに愛してくれた。

だから俺も2人が昔から好きだ。

だけど.....それももう戻る事は無いだろう。


何というか正直言って.....俺の心はバラバラになりそうだった。

完成したジグソーパズルのピースを地面にぶち撒ける様な。

叩きつける様な感覚だ。

でも俺は.....それでも。


その中でも俺は好きな女の子が居る。

それは幼馴染の片方。

今はその事は.....秘めた想いとして表に出すつもりは無い。

そんな中の事だった。


二輪の花の片方が散ってしまう可能性の在る事態が発生したのは。


俺が遠い存在になっている姉の事を。

妹の事を思っている時だった。

まるで俺の手が届かない程に城壁が出来上がっていく様な最中。

俺は衝撃的な.....青ざめる様なニュースを受けたのだ。

それは。


馬鹿な俺でも理解出来る様な交通事故が発生した。

幼馴染の姉の方が弾き飛ばされた車に巻き込まれてしまい。

重傷を負ったと.....耳に飛び込んできた。

俺は無我夢中で駆け出して.....腸チフスとか併発したと学校に嘘を言い。

そのまま幼馴染の姉の運ばれた病院に駆け込んだ。


「おい!!!!!美里.....嘘だろ!」


病室に駆け込んでから。

直ぐに目の前を見ると.....そこに。

制服姿の美幸が居た。

俺は驚愕しながら.....美幸を見る。

美幸は俺を見ながら.....眉を顰める。


「.....どうしたのですか。達也さん」


「それはこっちの台詞だ。お前まで何故居るんだ」


「.....私はお姉様が心配になったので早退してやって来ました。もしかして達也さんもですか」


「.....そうだな」


「.....そうですか。ご心配をお掛けして申し訳ありません」


そしてフイッと顔を背けてから美里を見る美幸。

相変わらずの冷たい反応だ。

俺はその姿に、やれやれ、と思いつつ直ぐに駆け寄ってから美里を見る。

美里は呼吸器を着けていた。


それから.....頭に包帯を巻いている。

俺はその姿に涙が浮かんできた。

何でこんな目に.....、と思いつつ、である。


「.....美幸。美里の様子は」


「.....簡単に言えば頭を強打しています。重傷とは言わないですが.....それなりに良く無い状態です」


「.....そうか」


「.....達也さんにまでご迷惑でしたね。.....お姉様.....」


「.....俺は迷惑じゃ無いから。.....美幸。俺は.....」


美幸は、そうですか、と目線だけで俺を見てくる。

俺は、そもそも俺はお前らが何かあったら飛んで来るに決まってんだろ。お前らとは仮にも幼馴染でもあるんだから、と告げる。


その言葉に美幸は目を丸くする。

そして前を慌てて見てから。

ボソッと何かを呟いた。


「だからそういう所が好きなんですよ.....」


「は?何か言ったか」


「.....何も言ってないです。.....それでは私は家の用事がありますのでこのまま帰ります」


「.....」


美幸は、達也さんもお帰りが遅くならない様にして下さい、と念を押してくる。

俺は、はいよ、と言いながら手だけ振ってからそのまま見送る。

それから俺は美里を見る。

美里は.....呼吸器を着けたまま何も言わずして寝ていた。

俺は心配げな目で見る。



「えへへ.....えへへ.....」


「.....な、何だ.....美里.....お前か!?本当に美里か!?」


「.....私は私だよ?.....ただ昔より甘くなったかなぁ。って感じだね」


「嘘だろお前!いや何でだよ!」


「私は達也を見ているとムラムラするから.....」


胸元をチラチラ見せてくる美里。

夕暮れ、そんな会話をしながら俺はいきなり襲撃してきた美里を見る。

美里はニヤッとしながら.....俺を押し倒した。

嘘だろコイツ!?何やってんだ!

こんな事をする奴じゃ無かったのに!?


「えへへ.....達也ぁ」


「落ち着け!お前!って言うか.....何でこんな事を!」


「それは達也が好きだから.....ね?」


「へぇ!?!?!」


な.....何。

俺は赤くなりながら.....美里を見る。

美里はどんどん俺に迫って来る。

信じられないぐらいに卑猥な表情といい、だ。

俺は真っ赤に赤面しつつ.....美里を見る。


「.....美里。落ち着け」


「.....私は落ち着いてるよ?ムラムラするだけ」


「それを落ち着かせろ!嘘だろ.....本当に!」


美里が狂った。

思いつつ.....俺は後ろに後退りする。

それから美里を見る。

どうしたら良いのだ.....これは.....。


告白された挙句にこんなエッチな.....!?

まるで痴女だ!

本気で困るのだが!?

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